2026/07/06 11:08

作り手紹介、今回はサントドミンゴ(ケワ・プエブロ)の夫婦、Mary & Gerard Calabaza(カラバサ)です。


ふたりはケワ・プエブロの二世代目のジュエラー。両親から技を受け継ぎました。作っているのは、この部族が何千年も続けてきたヒシビーズです。「ヒシ(heishi)」とは、プエブロの言葉であるケレス語で「貝」のこと。シェルやターコイズを小さな円盤に削り、穴を開け、磨きながら糸に通していく。1本のネックレスに、数百粒のビーズが使われることもあります。

ふたりの仕事には分担があります。Gerardが素材を切り出して整え、Maryがそれを連ねて仕上げる。そして息子たちも、いまこの技を学んでいるそうです。親から子へ、そのまた子へ。ジュエリーそのものと同じくらい、この「続いていくこと」にぐっときてしまいます。

彼らの作品は、祈りを込めて作られると紹介されています。手に取ると、色とりどりの小さな円盤がなめらかに連なって、驚くほど軽い。存在は控えめなのに、身に着けると装いの空気が変わる。ヒシビーズの魅力は、言葉より着けたときに分かるタイプのものです。

▼当店で取り扱うCalabaza夫妻の作品